syntax_option_type 型
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enum regex_constants::syntax_option_type
正規表現構文をカスタマイズするのに使用するフラグ。
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enumerator ECMAScript = 0
正規表現エンジンが通常の文法を使用するよう指定する。この文法は ECMA-262 、ECMAScript 言語仕様 15 章 10 RegExp (Regular Expression) Objects(FWD.1)に示されているものと同じである。
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enumerator icase = 1 << 1
文字コンテナシーケンスに対して正規表現マッチを大文字小文字を区別せずに行うことを指定する。
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enumerator nosubs = 1 << 2
正規表現が文字コンテナシーケンスに対してマッチしたとき、与えられた
match_results
構造体に部分式マッチを格納しないことを指定する。
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enumerator optimize = 1 << 3
正規表現エンジンに対して、マッチの高速化により注意を払うよう指定する。これを行うと正規表現オブジェクトの構築速度が低下する。検出不可能な作用がプログラム出力に現れることはない。
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enumerator collate = 1 << 4
[a-b]
形式の文字範囲がロカールを考慮することを指定する。
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enumerator single_line = 1 << 10
メタ文字
^
および$
が内部の改行にマッチしないことを指定する。これは Perl の既定と逆であることに注意していただきたい。Perl の /m(複数行)修飾子と反対である。
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enumerator not_dot_null = 1 << 11
メタ文字
.
が null 文字0
にマッチしないことを指定する。
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enumerator not_dot_newline = 1 << 12
メタ文字
.
が改行文字n
にマッチしないことを指定する。
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enumerator ignore_white_space = 1 << 13
エスケープされていない空白類を無視するよう指定する。
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enumerator ECMAScript = 0